ボリンジャーバンドの解説

多くの人々に人気のテクニカル指標に「ボリンジャーバンド」というものがあります。
その人気ぶりはとある証券会社が行ったアンケートでも利用頻度で上位に来るほどです。
そのボリンジャーバンドについて解説していきましょう。

ボリンジャーバンドをチャートに表示すると、使用しているアプリケーションにもよりますが、7本の線が表示されます。
この7本の線はトレンドの流れのあり方を表しています。
線全体の方向が上向きなら上昇トレンド、逆なら下降トレンドです。

7本の線の幅はその時の値動きのボリュームを表しており、これを「ボラティリティー」といいます。
それぞれ線幅は広い時は「ボラティリティーが大きい」、狭い時は「ボラティリティーが小さい」と言われます。

ボラティリティーが小さくなり、7本の線が収束している状態を「スクイーズ」といいます。
この状態になると値動きが消極的になってしまいます。
スクイーズになった状態は市場が「力をためている」事を表しています。
そのチャージされた市場のエネルギーは、いつかは上昇、または下降方向に一気に流れていきます。

市場の価格が大きく動くとボリンジャーバンドの幅が広がります。
スクイーズの状態からボリンジャーバンドが一気に広がることを「エクスパンション」と言います。
エクスパンションが起きると価格は7本の線の外側に添いつつ上昇または下降していきます。

ボリンジャーバンドを価格の動きのパターンは、スクイーズ時とエクスパンション時で異なります。
スクイーズの時にその価格が外側の線に来た時は、そこから押し戻されるように戻っていく事があります。
これはある一点から一気に動きすぎた時に見られることのある現象です。
スクイーズの状態からの大きな値動きはエクスパンションの可能性があるので、慎重に見守るほうが無難でしょう。

エクスパンション時には、価格は線の外側に沿って動いていきます。この時、逆側の外側の線も広がっていきます。
その後、価格の動きが落ち着いてくると、外側の線から価格が剥離していきます。
剥離が進むと、価格方向の逆側の外側の線が内側に動くタイミングがやってきます。
この状態は価格の値動きが終わり気味になっていることを示唆しています。
もしもこの状況でポジションを持っている場合は、そこで手仕舞いにするのが良いとされています。

ボリンジャーバンドについて解説してきましたが、ボリンジャーバンドには常にイレギュラーが付きまといます。
そのため、この指標だけ過信するのではなく、他のテクニカル指標も見ながら取引を考えていくようにしましょう。